春近いこの季節に七山の部屋で作業をしていると、毎年同じ現象がおきます。
部屋の天井の隅のほうから「ガサガサ」「ガサガサ」とすごく大きな音を立てている何かがいます。
そんなに隙間はないはずなのに、どんなに大きな昆虫か動物が動いているのだろうと
はじめ聞いたときには落ち着かずに何度も作業の手をとめては眺めていました。
そのうちに「音がなくなったな」と思ってホッとしていると、その音の主が天井に姿を見せます。
ちっちゃいね。
てんとう虫です。
このほんの数ミリのサイズしかない小さな虫が、なぜあの大きな音を立てるのかが今でも不思議です。
昆虫には自分を大きく見せるという技はあると思うけど、姿を現したらこんなにちっこいのでは逆効果ではないのかと不思議でなりません。
私の専門は「犬」ですが、動物にしろ昆虫にしろ、遺伝的に備えた不思議なシステムにはとても興味があります。
特に自分が目にしたり、生活でかかわることある身近な生物のことについてはなおさらです。
今年はすでにこの巨人が3匹部屋の中に入ってきました。
どちらにしても間違えているので見つけたら部屋の外に出します。
部屋の中の方が暖かいのだけど乾燥しているからかすぐに死んでしまいます。
環境って不思議。そしてとても大切ですね。