ゴールデンウィークの波がまだ収まらぬ状態でブログの更新が遅れてしまっています。
いろいろと書きたいことが積み重なっていきます。
犬ネタはまだまだ引き出しの中にたくさんあるので整理しながらブログアップさせていきます。
さて、今日は犬の鼻力についてです。
鼻力とは私が適当につけた言い方ですが、要するに鼻の部分、正式にはストップと呼ばれる部分を使って犬がするいろいろなことです。
身近にいる犬以外の動物でこの鼻力が最も強いのはやはりイノシシでしょうか。
七山の庭に大きな石が転がっていると、イノシシが土の中を掘り出したときに邪魔になった石を鼻と牙で救いあげて転げ落としたのだとう容易に想像できます。
ただイノシシは犬と違ってスコップとなる牙がついています。
犬にはこの牙がないので、鼻力だけでものを移動させたり起こしたり突っ込んだりしています。
飼い主にとって最も身近に感じるこの犬の鼻力ですが、脇部分に鼻を突っ込んだり、腕を鼻先の力で上にあげようとしたり、手を上げようとしたりされたことはないでしょうか?
この力は小型犬でも結構なもので、しっかりと脇をしめていても小さなプードルちゃんに脇の間に突っ込んで来られることがあったりして、その力には驚きます。
大型犬になるとこの力はもっと強大で恐るべきものになります。
大柄の寝ている男性をひっくり返すことはお茶の子さいさいです。
実はわたしもオポという黒ラブと暮らしていたときにこの鼻力パワーに参ったことがあります。
ちょっとお昼寝させてほしいときでもなぜだかどうしても許しが得られないときがありました。
そういうときはわたしの首元に鼻を突っ込んで上に押し上げます。
硬くなった自分の体では瞬時には対応できず、むち打ちになるのではないかと危険を感じるほどでした。
犬はこうした鼻先ひとつを使うのでも全身の力を使っていますので、小さなサイズの犬でもすごいパワーでものを動かしてしまいます。
単純な動作なのですが、自分たちにはなかなかできないことなのですからやっぱり犬はすごいなと感じてしまうのです。
残念ながらストップが短くなった犬や鼻先がつぶれてしまった犬には同じようなことができません。
犬がもっている力を様々な形で最大限発揮してほしいというのがグッドボーイハートの願いですから、できない子はできないなりに別の力を発揮してほしいと思います。