お預かりクラスが続いていて、たくさんの犬たちと楽しく学ばせていただいています。
犬たちの預かり中は24時間で仕事が続くわけですから、1週間近くになってくると体力の快復をはかり再びきちんと犬に向き合います。
飼い主さんならご存知のとおり、犬は大変エネルギーの高い動物で小さな子供を抱えているのと同じくらい体力も気力も使います。
生後5歳未満の犬とくらしていてうちの犬にはパワーがないという方は、犬が少し内向的になっているのかもしれません。
犬という動物は基本的には外向きで好奇心旺盛で活力があります。
だからこそいっしょにいて楽しいのですが、それが問題行動に発展してしまうととても人の手には負えないものになってしまいます。
行動が人の手に負えないというだけなのですが、結局のところ犬からも心が離れてしまいますので犬は孤独になってしまいます。
今回の預かりクラスではサイズは小さいものの1歳未満の犬ちゃん~3歳までの若い犬ちゃんばかりだったので、どんなに遊んでも全く疲れることを知りません。
2頭を連れて尾歩山にトレッキングに出かけてもただテンションが高いばかりで不安定な行動を落ち着かせるだけでもかなりのエネルギーを消耗してしまいます。
そのエネルギーをもっと役立つことに使って欲しいと懇願したいところですが、若い犬たちにそんなことはまだ難しいことです。
犬も2歳半を過ぎるころから成熟してくると、役割としてエネルギーを発揮することになります。
そのエネルギーの発揮の仕方はただ走り回ったり飛んだり跳ねたり吠えたりすることではなく、考えたり警戒したり辛抱したり注意深く行動することにも大変なエネルギーを費やすことを学びはじめるでしょう。
若い犬たちとともに過ごす預かりクラスで少しでも成長のお手伝いができるようにと、シチュエーションを考えながらうまくいったりうまくいかなかったり。
過度な期待はエゴですからそうならないようにと注意しながら、預かりクラスをとおしてやはりどの犬にも今までみることのできなかった性質や行動を見ることができました。
今年はゴールデンウィークにも預かりのご予約をいただいていますので、いろいろと楽しみです。