前回のブログで、お勧めしたい犬の爪きり道具についてご紹介しました。
ブログ記事
<おすすめのアイテム>犬の爪切りは道具で決まる!犬の爪切りはできるだけ自宅ケアをしたいものです
たかが犬の爪くらいのことで何か知る必要があるかと思われるかもしれません。
犬の爪のことを知っていても知らなくても、犬の生活はたいして変わらないのかもしれないのですが、ただ単純に犬のことに関心を持ってほしいということで「犬のつめ」情報を追加します。
最初に、犬の爪について比較的多い「犬の狼爪」についてお話します。
犬の狼爪とは犬の前脚の親指にあたる爪のことです。
他の4つの指が地面に着地しているのに対し狼肢といわれる指は地面についていないため、この指はいったい何のためにあるのだろうかと不思議に思うことでしょう。
先日はある生徒さんから「犬の狼爪は切った方がいいのでしょうか?」と質問されました。
このような質問を受けることはあまりなかったのですが、どうやらネットで「犬の狼肢を切る」ということを推進しているコメントや行為があるようです。
この犬の指は何のために使われているのだろう?という疑問に対して正確な答えを出すまでもなく、何のための使われているのだろう?という疑問が不要なものとして処分されているのは驚くべき行為で人として残念でなりません。
犬の狼爪がどのような役割を持っているかについては、以下の過去ブログ記事でコメントしましたのでご覧になってください。
<犬のこと>犬の狼爪
犬という動物が長い歴史をかけて作り上げてきた体を、いとも簡単に変えようとしている人の行動は少し行き過ぎてきていると感じます。
犬の爪は鉤爪といってひっかけるような形の爪になっています。
鳥の爪のようにぐるりと回っていますね。
人の爪は平爪といわれるもので、犬のものとは全く違います。
こうした体の部品の違いは用途の違いによって起こります。
どのような場所でどのように犬が爪を使っていたのかを知ることで、犬の体の使い方や犬が必要としている環境、安心できる環境について知ることもできるのです。
大好きな犬のことだからひとつでも知りたい、そんな気持ちで犬を知ることこそが犬を本当に大切にするということです。