ペット用品が充実する中、ドッグフードの種類がかなり増えてきました。
聞き覚えのあるブランドからも様々なランクや名前のドッグフードがでていますし、国産や輸入品と新しいメーカーの商品も次々と販売されています。
飼い主がドッグフードを選ぶ方法は、インターネットで検索したりペットショップのおすすめのフードを利用されることが多いようです。動物病院ですすめられたというドッグフードを使われていることもあります。
食べるものは犬の体と脳を形成するために大変重要な素材なので、ドッグトレーニングといってもフードの種類は確認させていただきます。
いろいろな加工されたドッグフードを選ぶ際に、これを与えたらいいと絞り込むことは難しいことです。
最近は質の良いフードはたくさん出回っていますし、全てのドッグフードを試したわけではないからです。
逆に、こういうドッグフードは選ばないで欲しいという視点からは条件を出すことができます。
ここでは細かな説明はできませんが、簡単に述べると次のふたつのドッグフードはおすすめしません。
ご自宅にあるフードを取り出して、以下のフードに当てはまっているのかを確認してみてください。
その1、オイルスプレーをされたドッグフード
ドッグフードを触ったときに、ベタベタした感触があるフードには最終工程でオイルスプレーがされています。オイルスプレーの理由は、その方が犬の食欲が高まるからです。
動物は脂の臭いには敏感です。フードの内容が悪くても、オイルスプレーがかかっていれば、食事への意欲は大変高まるからです。
オイルスプレーの欠点はオイルが酸化するということ。
また、フードの素材が悪く犬が関心をひかないような内容のフードを、オイルスプレーでごまかしているということも欠点のひとつです。
その2、臭いのきついフード
天然の素材で作られたフードはほとんど臭いがしません。ほのかに香るという程度です。
強い刺激臭がある場合、それはたいていビタミン剤や栄養剤といった化学薬品の臭いです。
犬の中には繊細さを持つ犬もいます。化学薬品を毒素とみなしてこれらの臭いフードをうけつけない場合があります。
逆に刺激の強いフードは中毒性があり、食事時にとても興奮してしまうことがあります。
食べ物の内容を変えると、食事時の興奮行動はおさまることもあるのです。
ドッグフードの臭いを嗅いでみて、臭いとか、においがきついと感じられるようでしたら、そのフードはお薦めしません。
犬の排泄物の臭いや、犬の体臭までもが臭くなってしまいます。
犬たちは臭いに敏感です。健康でストレスレベルが低く保たれている犬は無臭なのです。
犬の臭いがきつい理由のひとつに、食べているものが臭いからというものもあるのです。
一度、フードを変えていただくと臭いが激変するのがわかるでしょう。
ふたつのことをまとめると、オイルスプレーをしておらず、においがきつくないフードをまず選んでみましょうということになります。
できれば国産で、賞味期限もあまり長すぎないものが良いでしょう。
さらに絞り込む条件をあげるときりがありませんので、まずはこの2点をドッグフードの選択から外してみてください。
よく調べるとほとんどの市販のフードが上記の二つの条件にあてはまっていることがわかります。
質の良いドッグフードは多少値段も高くなってしまいますが、犬が健康で医療費が安くなると思えば、また犬が健康に発達することを考えると、慎重に選択していただきたいものです。