本日は福岡で犬語セミナーを開催しました。
偶然という必然なのかもしれませんが、参加された飼い主さんがみなさん犬を保護という形で迎え入れた方ばかりでした。
そして、犬語セミナーの題材として使用した動画も、保護施設や保護団体から飼い主宅へ迎え入れられた犬の動画でした。
家庭に来た年齢はまちまちなので、それぞれの犬が過去にどのような経験をしてきたのかを知ることはできません。
保護犬に傾向の多い行動というのもありますし、新しい環境に適応することに時間のかかる場合もあります。
犬語セミナーを通して犬の行動への理解が進むと、その犬の過去を知らなくても目の前にいる犬が何を必要としているのかを知ることができます。
過去のことを知らなければ犬と共に前進できないと思われているなら、それは大きな誤解です。
犬が必要としてることは、現時点での犬に対する理解でしかありません。
むしろ、過去の詮索することで目の前にいる犬のことが見えなくなってしまうことの方が多いのです。
他にも純血種としての性質にこだわりすぎることで、個性を見失ってしまうことがあります。
今回の保護犬たちは皆ミックスなので、犬種的な性質の枠にとわられず個々の犬の個体の特徴に単純に焦点を合わせることができます。
個性は犬種を越えるし、現在の行動は過去の情報を引き出すのです。
犬語セミナーは一般の方が唯一参加できるセミナーです。
今月は25日日曜日に七山校でも開催します。
犬との関係を今ひとつ進めて行きたいなら、ぜひお問い合わせください。