朝から雨が降り続きました。
止んだり降ったりで、犬との山歩きへのスタートが遅れてしまいます。
今日は上級者の方々の奥山入りの日だったので、
多少の雨でも、安定感は抜群です。
この時期の雨は山に入ってしまうとさほど気にならないものです。
午前中は曇り予報もあったので、天気をみながらということで山歩き開始しました。
今日の山歩きで目指しているのは、かなり山の奥に入った場所です。
里に近いところほど、人が手をいれてある山になります。
杉林や竹林で、あまり手入れをされていない山でとても暗いのです。
ですが、少し奥に入ると原生林と呼ばれるような森になっています。
実際には「原生」ではないとは思います。
人が手を全くいれていない山などないという風に聞いたこともあります。
実際に歩いてみると、ほんの少しですが山の奥付近に、
人があまり活用できなかったであろう場所があります。
そこは、なんというのか、とても気持ちがいいのです。
そこまでの道のりは少しだけハードなのですが、
犬たちも奥山と名づけている場所を歩くときは、
少し緊張感があって、でもリラックスもしていてという
本当にみんなハンサムな顔をしています。
犬との時間を大切にしたいので、奥山では写真撮影はしていません。
今起きていることに集中していたいと思う、人と犬の共有できる時間なのです。
行動を起こすときには、その行動の際に脳に与える環境がポイントです。
落ち着いた山歩きを実現できるようになれば、たくさんの変化が起こります。
実現できるようになるまでは、個体差がありますが時間はかかります。
それでも、実現できるようになる過程がまた、楽しくて仕方ありません。
犬のことで思い出すのは、犬と山を歩いたことばかりです。
今日も飼い主さんたちはそんなひとときを過ごされたことでしょう。
楽しいのは、犬が何かをできるという結果が得られることではなくて、
いっしょにトライして変化して、穏やかな生活が過ごせるということです。
犬と暮らすすべてのみなさんに体感していただきたい時間です。