今回のクラスメイトはエドちゃんタハティちゃんの飼い主さんです。
ティキちゃん飼い主さんの母様ありエドちゃんのお父様のクラスメイトに「妻」として登場したあの方です。
ではどうぞ。
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グッドボーイハートとの出会いは今から一年前になります。
我が家の二頭のW・コーギーのうち、女の子のタハティからカウンセリングしていただきました。
彼女はずっと病気がちで、四肢の未発達を抱えた子でしたから
「せめて楽しい人(犬)生を送らせてやりたい」との思いがありました。
たとえば、他の犬たちと仲良く遊んだり、ドッグランで思い切り走らせたり・・・
自分の中ではまるで映画に登場する「笑っている犬」がイメージされており
犬の幸せとはそういうものだ。と勝手に思い込んでいました。
とはいえ、当の本人(犬)は他の犬に対してフレンドリーに振舞うことなどまったくありませんでした。
ドッグランでもどこでも、私のそばを離れることはなかったのです。
困ったことに、当時の私は、そういうことは「訓練」で何とかなる!と思い込んでいたのです。
「人」について考えれば「友愛」や「親しみやすさ」の感情が訓練などで培えるものではけしてないことなど容易に解るものなのに。
タハティと私は主人と現在9歳になる先住犬エドと共に7年間さまざまな犬のためのしつけ教室に通いトレーニングを受け犬のために書かれた教科書を読み身近なところでも、犬を飼っている友人に相談し・・・
誰のための何のためか分からない「犬のしつけ教室難民」を続けていました。
その間学べた情報や教育が全て無駄なことだとは今も思いませんが「満たされない何か」を感じていたことも確かです。
今思えば私の場合動物病院や犬の専門誌などでその名前をなんども目にし
気になりながらもその門をくぐることのなかった「グッドボーイハート」に出会うためには逆にそうした期間が必要だったのかなと思います。
手にした書物や2匹の犬と暮らしてきたわずかな経験だけで『私はもう十分知っている』と実は何も知らないくせに、高慢な気持ちにさえなっていたからです。
こうして必要な時間はかかりましたが、今から一年前「犬とは?」と本当に素直な気持ちになれた時活動の拠点を福岡から七山に移された、宮武先生との出会いが許されました。
素直に「許された」と、そう思います(笑)今となれば「時が来たのだと」そう思えるのです。
最初のカウンセリングで、すぐに自分の一方的な思い込みに気付かされます。
『それって真逆じゃないですか!?』と何度も大声をあげるほど驚いていた様な気がします。
私が彼らに「してあげたい」と思う気持ちは犬の目線に立ったものでなくの思い込みや考え方の押し付けだったからです。
タハティは犬です。「当たり前のこと」のようですが、当時のわたしには「人」でした。
そのような誤った見方を変えさせてくれたのは他でもなく、タハティ自身(犬)でした。
『この子、脚が悪いんです!山登りなんて無理です!できません!』
内心そう思いながら、先生の家を迎える山に初めて登らせていただいた日、感動しました。
タハティはとても生き生きとしていました。何も特別なことではなく「当たり前」のことようでした。
自然の中では、人間なんかより本来、犬のほうがずっと物知りでそして強いのです。
長い間部屋の中でだけで暮らしてきたものだから、忘れてしまったものがたくさんあります。
エドにもタハティにも「本当に大切なもの」「思い出さなきゃならないもの」たくさんあります。
ずい分遠回りさせてしまったなあと落ち込んだりもしたけれどこれからも家族で一緒にそれを取り戻していこうと思います。
出会いの日から一年間
宮武先生の言葉『曇りなき眼で見れるようになるまで、判断を下さないこと』
『愛と勇気を持って』『そして感謝を忘れないこともね・・・』に励まされ
「人が人らしく、犬が犬らしくあるために」今できることに励む毎日です。
だけど、私たちはもう「○○難民」ではなく
ちゃんと、いるべき場所住むべき場所を与えられた家族なのだと確信しています。
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どんな学びも無駄にはなりません。
犬たちは知っていたかもしれないことをやっと気づき始めたわたしたちに「よくわかったね!」とエールを送ってくれるでしょう。「犬・ナティボコース」を通して、彼らをびっくりさせてあげましょうね。