秋の風の心地良い七山で、この週末もはじめてのお泊りに挑む小さな犬くんを迎えました。
飼い主さんにとっては、初めての犬のお泊りです。
ドキドキと心配なこともあるでしょう。
ゴハンはちゃんと食べるだろうか、排泄はできるかな、寂しがらないかしらなどなど、
小さな子供をはじめてお泊りに出すときと同じような不安な気持ちになるでしょう。
犬をやむなくどこかに預けなければいけないときには、事前によく検討することが必要です。
・預かり先はどのようなところなのか
・どのような預かり方や管理の仕方をするのだろうか
・どのようなコミュニケーションをとるのだろうか
・預かる人はどんな人なんだろう
・うちの犬は他人に預かりをされることでどのくらいのストレスを感じるだろうか
この程度のことは、きちんと把握しておく必要があります。
グッドボーイハートのお泊り、つまり「犬のお預かりクラス」を利用できるのは、
グッドボーイハートで学ぶ生徒さんの犬だけです。
クラスを通して、上記の疑問をクリアにして欲しいということと、
クラスを通して、犬が他人に預けられてもできるだけストレスを低く保てるように、
自律性を育てることはグッドボーイハートの学びの基本です。
知人や友人に預かりを頼む時には、犬のことをよく理解し、犬の管理能力があり
犬とコミュニケーションをとって安心できる環境を整えられる最善の方を見つけてください。
誰に預けてもいいということではないのです。
身近な知人や友人に、そのような人が見つからない場合には、
グッドボーイハートの預かりクラスをご利用ください。
グッドボーイハートでは犬の預かり頭数は原則として2頭までです。
犬同志の相性が悪い場合には、1頭しかお預かりできません。
また、レッスンの状況によってお預かりできる状態でない場合にはお断りいたします。
なぜなら、グッドボーイハートのお預かりクラスは犬舎のような収容管理をしていません。
クレートや柵のある庭やリードはきちんと使いますが、
家庭で過ごせるのと同じように、いえ、それ以上に深いコミュニケーションを目指しています。
犬には土や自然に触れる機会を提供しています。
犬には冒険の機会がありますが、その分危険も伴います。
犬の自制や協力体制はとても重要です。
さらに、人の都合によったルールは採用しません。
たとえば、犬の脚が汚れるのがいやだとか、庭で排泄させたくないという飼い主さんの犬はお預かりできません。
グッドボーイハートでは、どの犬たちもご家庭で過ごしているときよりも安定感を持って過ごしています。
飼い主さんには、お預かり後のレッスンで知りえた犬のことをレッスン時に報告します。
どのような過ごし方が今の犬の状態に向いているのか
どのような接し方で落ち着きを取り戻せるのかなど、
預かり時に知りえたことを、犬と飼い主さんの成長に役立てていただきます。
初めての犬のお泊まりになると、いろいろと不安も
事前の準備を万端に整えて、いざお泊りをさせると決まったら腹を据えましょう。
なぜなら、飼い主の不安は犬の不安だからです。
離れていてもつながっている、それが飼い主と犬です。
でも、いつも犬のことを忘れないでください。
がんばれと応援してください。
犬のお預かりクラスについてはホームページでご案内しています。
他のレッスンクラスとのスケジュール調整があるため、月に数件しかお受けできません。
限られたクラス体験ですが、犬と飼い主さんにとってより良い成長の機会となれば幸いです。