グッドボーイハート福岡から歩いて2分のところに住吉神社があります。久しぶりに参拝に出かけました。
小学生の低学年から思春期までをこの地域で過ごしたので、住吉神社はとてもなじみのある場所です。小学生時代の夏休みの朝の体操も住吉神社で行われていました。今考えると、とても崇高な場所で体操をしていたのだと感慨深いものがあります。
以前、博多にオポという犬と暮らしていたときは、散歩の途中にときどき神社の中を通行させてもらいました。犬と歩けば排泄をするし多くの犬が通って同じことをすれば環境が乱れます。だからできるだけ犬の散歩では歩かないようにしていたのですが、どうしてもこの気の良い場を通らせていただきたいという切羽詰まったときには、神社内の遊歩道の一部を歩かせていただきました。
今日神社を参拝すると、目立つところに犬の散歩を禁止する札が立てられていることに気づきました。散歩で立ち寄る犬が増えすぎて神社の環境が乱れてしまうからでしょう。残念ですが仕方のないことです。でも、この立て札から違うメッセージも受け取りました。犬が増えすぎている、だからここに入ってはいけない、同時に犬はもっと広い野原や森に出かけなさいという風にも受け取れました。
住吉神社には懐かしい思い出もあります。中学生の時に柴犬を飼っていました。犬の訓練士になりたいと決めたのは、その柴犬との時間があまりにも充実していたからです。その柴犬が一度短時間の家出をしました。そのとき自分はすでに訓練所に勤務していたときの出来事だったので、両親に後から笑い話として聞かされたのです。
その柴犬が見つかった場所が、家から出て片側3車線にも及ぶ大通りを渡った住吉神社でした。犬が住吉神社で見つかった話を聞いたときはよく事故にあわなかったなとビックリしましたが、当時はもっとゆっくりした時代、犬も急に走り出したりすることはありませんでした。道路でも車をみながら歩き始めるくらいのことはしていたので、人と暮らす動物の環境への社会性の育ちやすいゆるやかな時代だったのでしょう。懐かしい昭和の思い出です。
まだ住吉神社を参拝されたことがない方には、ぜひ参拝されることをお薦めします。言うまでもなく神社の中は明らかに外界とは気配が違います。どんなに鈍感な人でも周囲の気とあまりにも違うので、神社に足を踏み入れたとたんに流れてくる清浄な気配に気づかないわけはありません。気持ちがいいと感じる気の世界に敏感になると、犬にとって必要な環境にも敏感になれます。
※写真は公式筑前國一之宮住吉神社ホームページより引用しました。