久しぶりに美容室へいきました。グッドボーイハート福岡のご近所の美容室です。髪の手入れをしてもらっているときもこの地区の近所犬のはなしがつきません。
美容師さんはミリちゃんというミニチュアダックスの飼い主さんです。ミリちゃんの子犬時代からグッドボーイハートで犬のしつけやトレーニングを通して犬についてたくさん勉強され、散歩中に会う犬についてもわかることが多くあるといわれます。
「勉強する」というとどこから、どのくらい勉強すればいいの?と不安に思われるでしょうか。実はとてもシンプルに犬のことを学び始めることができます。
ミリちゃんの飼い主さんがグッドボーイハートに犬の飼い方について相談された理由は「犬を飼ったことがないし犬があまり得意ではないけど知人に相談されてつい飼うことになってしまったんです。」というものでした。家に迎えたミリちゃんのことがわからない、だけどきちんと育てたいという責任感からトレーニングは始まりました。
最初、飼い主さんは犬については真っ白の状態です。子犬がどのような生活環境を必要としているか、何をしなければならないのかなど、課題が決められインストラクターの指導によってトレーニングはステップアップしながら進みます。課題は「こうしてください」というものだけではありません。「ミリちゃんはそのときどうしていましたか?」という質問の方が多くなります。飼い主さんはミリちゃんをよく観察して、こういうときにこういう行動をするのはこういう意味があるのだな、と理解を深めていきます。
この段階で自己流のしつけ方にこだわりインストラクターのアドバイスを受け入れられなかったり、事前に得た知識「私は犬のことをよく知っている。」という気持ちが観察力を落としたりします。なぜしなければならないのかと納得できないとしない、という場合にはトレーニングはなかなかすすみません。それがわかるのは実際に練習をくり返し犬に変化がみられたときなんです。
大切なのは知識や情報を仕入れることではなく、この犬に何が必要なのかというシンプルな答えだからです。頭の中だけで知ろうとするのは意味がないばかりかその間にも犬は問題を山積みにしていきます。そのためにこの道の専門家がいるのです。美容師である飼い主さんは、専門家がいうことを「ただ実践するという力」を持っていました。技術は魔法ではありません。飼い主さんの受け取る力が大切です。