GoodBoyHeartのホームページの制作のため、デザイナーさんに初回カウンセリングについて知っていただくために、協力者の飼い主さんとその犬を対象に初回カウンセリングを行いました。
特に困っていることはないということでしたので最近気になっている犬の行動についてお尋ねしたところ、いくつか今までとは異なる行動をしていることがわかりました。
さらに、犬の全体の状態を把握するためにいろいろな角度から質問をさせていただき飼い主さんには質問に答えていただきます。
質問をくり返すことによって、飼い主さんがあげた「最近気になっている犬の行動」とは別の犬の本質的な問題行動が表面化してきます。
この「飼い主さんが問題だと思っていない犬の行動」が実は犬が解決を必要としている行動であることがよくあります。
注目すべき犬の行動が問題とされない理由のひとつは「しつけがうまくいかずに悪癖が残った」と飼い主さんが思っていることです。
初回カウンセリングでは、現在犬がどのような状態にあるのか、犬はどのような気質(=性格)なのかということを十分に把握します。現在抱えている犬の問題行動を解決に導くために必要な情報だからです。
飼い主さんは今まで知らなかった犬の本質的問題に触れ「犬がそんな状態でいたことを気づいてあげられなかった」と肩を落とされることもあります。犬は人とは異なる動物であり、犬が必要としていることを理解できなかったり、犬の発しているコトバを受け取れないというのはどんな飼い主にもあることです。
大切なのは、知らなかった犬ことを知ってよかったと思い、今自分にできることは何かを考えることです。その気持ちも犬に伝わり落ち着いてくることもあるんですよ。
「今飼い主さんができること」については初回カウンセリング後に始まる訪問トレーニングクラスの中で行っていきます。飼い主としてできることはまだまだあります。飼い主と犬の関係作りはここがスタートです。