ある生徒さんから国産の非加熱のハチミツをプレゼントしていただきました。
静岡県下田市のハチミツでもちろん日本ミツバチが集めたハチミツでした。
じわーっと始まっている「ハチミツオポ計画」の勉強のために、ダンナくんとふたりでハチミツを試食しました。
うーん。という感じです。
私の感想としては「昔食べたハチミツの味がする」という感じでした。
スーパーで買って食べていたハチミツとは「もの」が違います。
比べて食べてみたのは、今はやっているマヌカハニーです。
こちらもいただいたのですが、ニュージーランド産の高価なものでマヌカという花の蜜からハチがとってきた蜜をマヌカハニーというそうです。
美容に良いらしく最近ではあちこちで見かけるようになりました。
国産のハチミツとマヌカハニー、味は全く違います。
どちらも美味しいもしくは体への効能があるようですが、自分たちの体が喜ぶのは国産の非加熱ハチミツの方でした。
こういう感覚は人によりことなる、つまり個体差が大きいものです。
何を美味しいと感じ何を手に取り食べるのか、何を気持ちが良いと感じ何をそばにおいて過ごすのか。
動物は毎日自分の感覚器官を思いきり使って生活をしています。
喜びや安心から不安や恐怖にいたるまで。
自分の視覚、聴覚、触覚、嗅覚そして味覚もその中に入ります。
ひとつの感覚が狂い始めるとすべての感覚が狂ってしまいます。
逆にひとつのセンサーが研ぎ澄まされると他の感覚もその能力を維持しようとしています。
自分たちの感覚をより研ぎ澄ましてそれを選んで生きていきたい。
それは高価なものを身に着けたり食べたり集めたりすることでもありません。
たくさんのものが流れる時代ですから、ついつい回りに流されてしまうことがあります。
たとえば安いものでもみんなが集まると欲しくなったり、
逆に高いものでも人気があると聞くと欲しくなったりします。
その中で自分は、という感覚を保ち続けるのはかなり難しいことです。
そのセンサーを大切にするための場所として「自然の中の家」七山で過ごす時間を大切にしています。
わたしたち人だけでなく犬たちにとっても、本来のセンスを失わないための時間と場所がときには必要です。
都会の臭いは嗅覚の世界に生きる犬たちに、不安のメッセージを送り続けています。
都会は少し臭くなりすぎましたね。
もう少し緑を取り戻すか、人工的な機能は都心と田舎を結ぶ道具やインフラ発展のために使っていただければと期待しています。
ハチミツオポは下田ハチミツを超えることはありませんが、どのくらい近付けるのかとプレッシャーを感じています。
とても良いプレッシャーです。